私たちの歯は、全部で28本(親知らずを入れると~32本)が互いに隣同士で支えあい、
上下でかみ合っていて初めて噛むという機能をしています。
当歯科医院では治療は痛いところだけでなく、お口全体の機能、調和を考えて治療計画に基づき悪いところは全て直すという方針で行っています。
それが皆様の健康のために最良であると考えています。
治療を中断される方がよくいらっしゃいますが、せっかくやったそれまでの治療を全て無駄にし、
またさらに病気を悪化させる原因ともなります。
治療はがんばって最後まで受けて頂くようお願いしています。
その治療過程で、矯正治療・審美治療・予防治療などが組み合わさり、お口の健康と美が保てます。
こんな理由ではないでしょうか。
この時点で、すでに健康なお口の状態ではないということです。
歯科治療というのは、治した箇所が元通りになるわけではありません。神経を取ったり、被せ物をしている時点でそもそも健康な歯ではないからです。さらに、一度治療した箇所がまた悪くなったりするものです。
悪くなったら治療を受けるという繰り返しでは、根本的な解決にはなりません。しかも、時間も費用もかかってしまいます。
他の体の部分で同じようにお考えになる方はいませんよね。あなたの手足、内臓だったらこんな考えにはならないはずです。
歯科での詰め物、被せ物、入れ歯、インプラントなどありますが、元の自分の歯のようには戻らないのです。
高齢者では、残っている歯の数が多い人ほど健康である報告があります。歯の数が多い人ほど医療費が少ないことも分かっています。
日本歯科医師会では、80歳で自分の歯を20本残そうという「8020運動」を進めています。
80歳で20本自分の歯が残っていることは、好きなものを食べ、味わえる快適さの目安で、生活の質の向上繋がります。
高齢者の楽しみの第1位は食べることです。噛むことは消化を助け、脳を活性化し、老化を防ぎます。
自分の歯で、おいしいものを笑顔で食べられるようにするために、日々の予防が最も大事なのです。
生えたての歯はむし歯になっていません。しかし大変むし歯になりやすい環境にあります。
まずむし歯にならないよう積極的な努力が必要です。
それが予防歯科です。
予防歯科は全く痛くありませんので子供さんにとっても安心して受けられます。
フッ素はむし歯予防にかなりの効果があります。
しかし定期的にフッ素を塗らなければなりません。
車に例えて言うなら、フッ素コート剤入りのカーワックスです。
歯の表面は咬んだり、歯ブラシを使うことによってフッ素の膜は少しずつなくなっていきます。
就学時前は4ヶ月、小学生で6ヶ月ごと塗るようにしています。
また1ヶ月おきにフッ素を塗るコースもあります。
定期的に来院してフッ素を塗っているお子さんはやはりむし歯が少ないです。
そういったお子さんのお母さんは歯みがきやおやつにも気をつけている場合が多いので、それもむし歯が少ない大きな要因です。子供さんの歯はお母さんしか守ってあげられません。
不幸にもむし歯になってしまった場合は早期発見早期治療が大切です。むし歯は自然には治癒しません。
火事と同じで小さければ小さいほど簡単な治療で済みます。
義務教育終了時まで医療費を都が負担してくれます。
義務教育終了時までにむし歯のない丈夫な歯にしておきましょう。
ふくら歯科医院では小児の歯を『守り育てること』に積極的に取り組んでいます。
「矯正」というと、「歯並びを治す」というイメージがありますが、
実は治しているのは歯並びだけではないのです。
歯並びが良くなれば、見た目も良くなるし、虫歯にもなりにくくなります。
しかし、歯並びが良くても、かみ合わせが悪いと、
姿勢が悪くなる、肩がこる、頭痛がする、顎関節症になる、など、色々困ったことが起きるようです。
ですから、矯正科では「かみ合わせ」も治しているのです。
また、歯並びが気になって思い切り笑えない、人と話すのが嫌だなど、
精神的なものも、矯正をすることで解決できる場合があります。
歯科で使う審美とは、自然により調和のとれた状態にしていくことを言います。
昔なら前歯に金冠をかぶせているのが普通でした。
しかし、近年ではより天然の歯に近くしかも歯並びもよくと言うのが当たり前になってきました。
歯を削って、見てくれだけを良くしても、それは審美ではありません。
なぜならば、本当は天然の歯にかなうものなどないからです。
又、基本的な治療(虫歯、歯周病等)をおろそかにすれば、おそらくすぐに壊れてしまって、結局は、歯が無くなってしまう場合がございます。
私の考える審美は、まず歯や口の中が健康でなくてはなりません。
その上にさらに自然観を求めていく事が重要で、患者様の口を通しての健康と幸福の為のお手伝いができたらと考えております。
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